ぐだのセコムと化してあらゆる鯖のちょっかいから守る古参絆MAXロボ、目下の一番邪魔な敵は使い魔の犬を使って攻略しようとしてくるキャスタークーフーリン。
「この……っ!どけ!犬っころ!」
「ぐるるるる…がうっ!」
「あ"ァ"?舐めた口聞くじゃねぇか…」
「いやアンタ言葉わかるんですか?」
「マスター、今夜貴方の部屋に伺っても?編成についてご相談したいことがありまして」
「あっ、ガウェイン!もちろんいい、」
「がうっ!!ぐるる、がうっ!」
「え、駄目?うーん、ごめん、ガウェイン。相談なら今聞くよ!」
「貴方は厄介な番犬ですね…とても、目障りです」
「がるっ」
「いや、それは貴方が悪いですよガウェイン卿…ロボ殿ナイスとしか言いようがありません」
「そんな!べディヴィエール卿はあのアヴェンジャーの味方なのですか…!?」
「淑女の寝室に夜更けに訪れるなど、…貴方が礼を逸したまでのこと」
「ぐっ…」
「いや、わかるぞガウェイン卿。あの狼は厄介だ」
「ランスロット卿!」パアッ
「私も以前マスターに感謝の気持ちを込めてベーゼしようとしたら、あのアヴェンジャーに頭から噛まれてしまった」
「なんと…ベーゼも駄目など、なんと厳しい判定か」
「いえ、ですから…当然だと思いますよ」
「貴方はどっちの味方なのですべディヴィエール卿!」
「あの悪魔のような狼の味方だとでも!?」
「彼は確かにマスター以外に心許しはしませんが、マスターに悪戯な手出しをしなければなにもしませんよ」
「くっ…!これが、円卓の良心言われる卿と我々の差か…!?」
「認めません…!必ずやあの番犬を出し抜きマスターを我が手に!」
「よぉ、マスター」
「あっ、アキレウス。おはよー」
「おう、おはようさん。…ん?ふ、くくっ、寝癖ついてるぞお前さん」
「えっ、うそ!」
「そこじゃねぇよ、ほら、じっとしてな」
「ありがと!」
「……、」
「がうっ!」
「おっと、これ以上は駄目ってか」
「え?」
「なんでもねェよ」
「おお!マスターくんじゃ「がうっ!」……ハイハイ、ハグは禁止ネ」
「ダディ、おはよ」
「はわわわま、マイガールからおはようのキス、だと…!?はっ、これは…夢?」
「がうっ!ぐぅぅ」
「あ〜ロボごめんって!大丈夫だよこれくらい」
「フ、ではお返しのキスを「がうっ!」あいたぁっ!!」
「些か私に厳しくないかネ!?」
「がふっ」
「〜〜っこの…!」
「まあまあまあ!ダディ、これから食堂?一緒にいこ!」
「マイガール…!!ウン、そうだネ、共に食堂でエミヤ君お手製秋の定食に舌鼓を打とうじゃないか!」
「わっ、今日そのメニューなの?楽しみ〜」
「そうとも!まァ、到底狼は一緒の机に座るこどできまいが。マイガール、あーんしてくれたまえ、あーん!」
「ガウッガルルルル」
「いだだだっさすがに痛いぞアヴェンジャー!」
「うん、ロボも一緒に食べよ!」
「がうっ」
「君、態度違いすぎないかネ…」
「ぐるる…」
「?」
朝もロボくんガードは大活躍。一日に軽く30回はマスターに迫る不埒な手を退ける有能ボディガード。
「まぁすたー?今日は俺を連れて行ってくれるんだろぉ?」
「っ新シンさん!あー、と、えっとその、」
「……連れていってくんねェの?」
「ううっ、そんな目で見ないで…!この前来てくれたおっきーの育成をですね…」
「ああ…あの怠惰姫か。ふうん…なら、俺が斥候を引き受けるよぉ?」
「うっ、でもですね…メカエリチャンの育成もあってですね…」
「〜〜だーーっ!まぁたあの生駄竜かよぉ!近頃マスターあいつらにかかりっきりじゃねぇか!」
「がうっがるるるるっ」
「あ?なんだよライダー。いいだろぉ?マスター不足を充電してんだ、じゅ、う、で、ん」
「ぐぅるるるる…!!!」
「ハッ、なんだ、やるってのかい?いいねェ!いつも目障りだと思ってたんだ、邪魔駄犬にはここで消えてもらって無問題ってなァ…!!」
「いやいや問題大ありだから!ロボも新シンさんもここで喧嘩はやめてー!」
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